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〜突きつけられた現実〜
どこをどう歩いて帰ってきたのか、わからないほど俺は錯乱していた
気がつけば、君と過ごしたマンションの前に座り込んでいた…
夜が更け、辺りは人通りもなく、静けさの中、俺の早くなった鼓動だけが耳に響いていたー
身体は氷の様に冷たいのに、胸の中は熱くて、まるで血液が逆流しているようにドクンドクンと波打った…
君を失うことがこんなにも辛いなんて…
身体を半分もぎ取られたように身体が熱い
服を着たままシャワーを浴び、部屋着に着替えると、そのままベットに倒れ込み朝を迎えた
重い瞼を薄く開け、隣の温もりを探すー
この2年ずっとそうしてきた。
でも、其処にある筈の温もりはなくて、本当にジェジュンがいなくなったのだと痛感した
目が覚めたら、ジェジュンがそこにいて変な夢でも見た?なんて言って、笑ってくれる気がしたのに…
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