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ということでインターホンを鳴らしてみます
ピンポーン
「…………」
ピンポーンピンポーン
「……出てきませんね」
「ちょっとどいてくれるか?椎羅」
「え、あ、はい……でも何するんですか?一ノ瀬くん」
「別に、今椎羅がやったのと変わんねぇよ」
そう言って一ノ瀬くんはインターホンの前に行き、ものすごい速さでインターホンを押しました
ピンポーンピンポーン…ピピピピピピ「うっさいわ!!!」
わぁーあれが寮長さんでしょうか?……なんと言うか、すごい色気が…出てるんですが
ビュンッ
おぉ、すごい速さで可愛い子が出て行きました…
恥ずかしかったんですかね??顔赤かったですし
というか、僕は今この上半身裸の寮長?さんに目が行ってしまうのですが!??
「あ?まーたあんさん達かい…毎度毎度いいとこで邪魔しおって」
「別に毎度って行っても今日と先週だけだろ?」
「そんでもわいの邪魔しとんのは事実やろがっ!って、ん?なんやえらい可愛い子連れとんなぁ?」
失礼な!!僕は可愛くなんてないです!!
と言うか言われるんだったらかっこいいって言ってほしかったですね!!お世辞でも!!
「あぁ、今日はこいつの部屋の鍵貰いたくて来たんだ」
「ふーん……」
え?なんか上半身裸の人がこっちに来るんですけど??!
「なぁなぁ!」
「は、はい…なんでしょうか」
「いーんや、ごっつ可愛い子やな思おて」ニカッ
あわわ、そんなかっこいい笑顔でそんなこと言わないでください!!!
恥ずかしいじゃないですか!!!
絶対また顔赤いよぉ…
「なんや?反応まで可愛いんかいな」クスッ
「か、可愛くなんかないですから!!」
「なんや無自覚なんか??」
「……?」
無自覚?誰が??え、もしかして僕?!
僕はしっかり自覚してますよ自分がブサイクな事なんて
「僕は可愛くないですよ?僕が可愛いんだったら世界の人みんな可愛いになっちゃいますから!」
「ふーん(なるほど無自覚ね)」
なっ!!ふーんって!僕結構真面目に言ったんですけど簡単に流された…
「おい、寮長、早く鍵くれ」
「ちょいまちーや、わいまだ名前言ってないんやって……って事でわいの名前は神崎相馬ちゅうねん!よろしゅうな!」
「え、あ、はい…美夜姫椎羅です…?」
「…んもう!可愛すぎやで椎羅くん!!……ほんま、キスしたくなるわぁ」
「「「「「?!!」」」」」
「い、いやさすがに3回目まで男に口奪われるのは嫌です!!」
「ん?3回目?っちゅーことは1回目と2回目は誰かに奪われてもうたんか?」
「う"っ!………はい」
「へぇ〜、まぁええわ3回目でもっ」
うわぁぁ!!顔近ずけないでください!!!お願いですから!!
そうして僕はずりずりと後ろに下がりついに壁まで着いてしまいました…
もう絶対絶命!!って時に誰かの手が寮長の方に乗ります、そして寮長がその手に気をとられた一瞬の隙に急いで逃げてサッと白川くんの後ろに回って隠れました(抱きつきました)……
「っ!…////」
「ちょ!何すんねん!」
「何って、止めただけだが?」
「ほんっとにお前は…またわいの邪魔しおって」
「椎羅は嫌がってたがな」
「ぅ〜………」
「ほら、そんなことより早く鍵くれよ、"寮長"さん…?」
「っ!……ほんまうざったいわぁー」
ちょー待っときーっと言って寮長は部屋の中に消えました…ふーキスされなくてよかった!
「あ、あの、椎羅くん?まだこのままかな?///」
「え?……あ!ごめんなさい!」
「い、いや大丈夫だから///」
この時知明と歩は
(((白川(咲)いいなぁ〜)))
と思っていた
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