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「おぉし!やってやろうじゃねぇか!」
「上出来だな、神崎!お前も永夢と同じってことか!」
『The strongest fist! "Round 1" Rock & Fire! The strongest fist! "Round 1" Rock & Fire!』
「大変身」
『DUAL UP!Explosion Hit! KNOCK OUT FIGHTER!』
「へぇぇんしぃぃぃん!」
『バグルアップ!Danger!Danger!genocide!death!crisis!Dangerous!zombie!woooooo!』
パラドは至極冷静かつ楽しそうに。
俺は何かがのりうつったようにして再び…
深紅の拳闘士、パラドクス ファイターゲーマー レベル50に。
白骨を模した鎧の不死者、ゲンム ゾンビゲーマー レベルX《テン》に変身した。
「私もっ…!」
『アガッチャ!ギリ!ギリ!ギリ!ギリ!チャンバラ〜!』
真由も再び変身する。
「さぁ!ノリノリでアシストするよ!」
「コンティニューしてでもクリアする…!」
「心が躍るなァ!」
心からの叫びと共に超高速の踏み込みで俺の懐に飛び込んでくるパラド。
「…っ!」
だが、その振り抜かれた拳は。
『液状化!』
真由の投げたエナジーアイテムにより、俺の身体をすり抜ける。
『CRITICAL END!』
拳が空を切り、大きくバランスを崩したパラドクス目掛けて、放たれる死のデータを纏った蹴り。
「させるか!」
奴も素早く身体を捻って躱す。
「甘いな…!パラドォ!」
振り抜いた足は左足。
回転を利用し、右足での蹴りを叩き込む。
「ぉおおっ!」
大きく後退させられるも、パラドクスの表情は仮面の奥で至って嬉しそうに見えた。
「檀黎斗でもそんなに動けなかったろうぜ…!流石だな神崎!」
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