1 → ミミ

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 それからというもの、女子生徒は暇さえあればミミの悪口を言う。  ミミが近くにいても、ミミの側に私がいて女子生徒をジッと睨んでいても、女子生徒は気にせずにミミの悪口を言う。  ……一種のイジメだ。  でも、ミミに何もしないでと言われた以上、私には何も出来ない。  女子生徒を睨み、黙って耐えることしか出来ない。  大切な友達なのに、私はミミのために何も出来ないのだ。  そんなある日、ミミは物言わぬ人形になってしまった。  ピクリとも動かない、一言も話さない……そんな、人形に。  ……死んでしまったんだ。  死んでしまったんだ、ミミは。  ずっと一緒だったミミは、私の前から、私の側から、いなくなってしまったんだ……。
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