1 → ミミ

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「私も、あなたがいくら『嫌だ』って言っても、泣き喚いても、やめないことにするね」  水槽の中の(クチ)は、ニヤリと笑う。  私の手は彼女の首を掴み、ギリギリと音をたてて締め上げていく。  苦しそうな声を出す彼女だけれど、私はやめない。  だって、あなたもやめなかったものね?  どう? 苦しい?  きっと(ミミ)は、もっと苦しかったよ。  (ミミ)の心の声を分かっていたのに無視をして、ずっと言葉のナイフでイジメ続けていたのでしょう?  だから私も、あなたと同じように、あなたが「やめて」「もう嫌だ」って言っても、泣き喚いても、やめないことにするね。 「ね? ──私の〝(アタマ)〟」 END.
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