プロローグ

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プロローグ

「 先生、あの…、   流れ星…、   流れ星を観にいきませんか?」  研究室で論文の仕上げ作業を行っていたときに、かかってきたキミからの電話。 「 流れ星って双子座流星群のことかい?」  確か極大は昨日だったはず。 「 そうです。   今日もまだ結構流れるみたいなんで…」  遠慮がちに誘うキミ。 「 うん、いいよ。一緒に観ようか。」  キミからの誘いを私が断る理由はない。 「 じゃあ、地面に寝っ転がって観られるようにシートを持っていきますから。    あっ、ちゃんと暖かい格好してきて下さいよ。」  少しはしゃぐキミの声、  電話なのにキミの笑顔がみえた気がした。
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