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両親が若くして事故で他界した。多額の借金が有ることがわかって、相続放棄をしたのにもかかわらず、何故か毎日取り立て屋に追いかけられ、学生のオレには、どうにも出来なかった。
助けてくれる大人は、誰もいない。
親戚連中も、見て見ぬふり。
限界がきたオレは、自ら命を断った。
はずだった。
気づくとオレの前には、死んだはずの両親が立っていた。
そして、あり得ないことを言ってのけたのだ。
「いや〜、お前までここに来るとはなぁ。ここは、地獄の門。言わば、地獄の入り口だ」
……は?
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