⋆1smoke⋆

4/13
前へ
/58ページ
次へ
 マッチをすって火をともし、タバコの先に近づける。一息すって体にニコチンが入ってきたのを感じると、昂ぶった神経も落ち着いてくるこの瞬間が好きだ。 「あー……」  ふう、っと紫煙を吐き出しその行方を追った。 「おれホントに疲れてるんだなあ~」  いわゆる、疲れナントカという、アレ。 「あいつのこと思い出して、勃ってんだもんなあ~」  信じられないことに、おれのモノは微妙に頭をもたげ始めていた。そういえば、ここ最近忙しくてそんなことをしてるヒマもなかった。 「どーすっかなあ」  モヤモヤする体と気持ちを持て余してしまいそうで……。  困ったなあ、と呟いたその時。おれの携帯が着信を告げた。 ノッキ→まかろんへGo☆
/58ページ

最初のコメントを投稿しよう!

166人が本棚に入れています
本棚に追加