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今日もまた朝が来る。
部屋の空気はピリリと冷たい。
部屋の温度計は9度。
私は重たい目をびゃっと開いてばちばちばちと瞬きした。
1階からは妹の声が聞こえてくる。
私は冷たい床に足をつけると1階へと降りて行った。
「愛彩ー‼︎ちょっとご飯持ってー。」
「はーい‼︎」
私の名前は清原愛彩。最愛の愛に色彩の彩とかいてあさと読む。
愛彩っていう名前だけど朝はあんまり好きじゃない。
朝、8時。
私は学校へと出発する。学校まで約6分。
私はその長い道のりへ1歩踏み出した。
教室へ入ると碧が話しかけてきた。
「あーさぁーっ‼︎」
他愛もない会話をしながら私は歴史の教科書を忘れたことに気付く。
彼女は浜野碧(はまの あお)。ちょっとヤンキーでピアス穴開けてて髪も染めてるけど、頭めっちゃ良くて、(いつも学年5位以内)運動もできる‼︎それで顔もスタイルも抜群‼︎
ほんと羨ましいよねぇ。
いつもそう思う。
キーンコーンカーンコーン
予鈴がなった。
今日はあの人来ないのかな?
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