8人が本棚に入れています
本棚に追加
/14ページ
ガチャ
ロイ「フルール、連れてきたぞー」
そういってロイの後ろからシンと紫色の髪の男の人が入ってくる。
?「初めまして~!俺はミヤっていうんだ~よろしくね~!!」
この男の人は、ミヤというらしい。
ミヤ「君のことも教えてくれる~?」
『なま、え。ふる、る、。』
何を言えばいいのか分からなかったのでとりあえず、名前だけ言った。
ミヤ「そっかそっか!じゃあルーくんだね!!」
『るー、くん。?』
ミヤ「うん!フルールのルーを取ってルーくん!きっと、あんまり発声してないからルーくんも声を出すのに慣れるまでは、こっちのが言いやすいんじゃないかな??」
ミヤは僕が今まであんまり話したことがなかったのに気づいてそう言ってくれた。すごいと思う。
『ん。るー、。』
ロイ「そうだな、じゃあ俺らもルーって呼ぶかな。これ、飯な。食えるか?」
そういってロイが木の板に乗った、肉や米や野菜のものと透明の水をくれた。でも僕の知ってるごはんごはんじゃないから、よくわからなかった。もしかしたら、こっちの世界ではごはんの意味が違うのかもしれない。
『ごは、??』
ロイ「そうだ。ご飯だぞ、腹減ってねぇか?」
『ごはん、、。』
ジー
お腹すいてるかって言ってるからやっぱり食べ物なんだろうけど、どうしてもこれが何なのかわからなくて思わずジーっと見つめてしまった。
ミヤ「・・もしかして、こういうの食べたことない?」
コクリ
ミヤ「っ!!、ルーくんって、今まで何食べてたのか教えてくれる~?」
ガリッ
ごはんごはんを見せればいいかなと思ったので、人差し指と親指の間を噛んで血が垂れてきたのを見せる。
「「「っっっ!」」」
ロイ「ルー、、今まで血飲んで生きてたのか??」
『う?』コクコク
何をそんなに驚いてるのか分かんないけど、ごはんだからそうでしょ??
ミヤ「ルーくん、普通はこれがごはんなんだ、食べてみれる?口に入れたら、いっぱい噛んで細かくしてごっくんって」
『ん。』
パクッ モグモグ ゴックン・・・
ミヤ「・・どう?ルーくん、食べれるかな??」
『・・・・ん!おい、し!!』キラキラ
ロイ「そうか、よかった。誰も取らねぇからゆっくり食べろ」
ミヤ「・・・普通は血だけで生きていける訳ないから、ルーくんは何か特別な理由でもあるかもしれないね。ちょっと時間くれる?調べてみるから」
シン「あぁ、よろしく頼むよ。」
最初のコメントを投稿しよう!