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ギルドに着くと、急いでギルドマスターであり俺が一番信用できる”シン”の部屋に行く。
バンッ!
「おい!シン!!空いてる部屋を貸せ!」
シン「っっ!ロイ!何が、あった...!!」
「話は後だ!いいから。」
シン「わかった、案内するからついてこい。」
部屋に入ってとりあえず、こいつの体をきれいにして傷を治すためにも、風呂に入れる。
こいつは意識がないし、俺も血を流したかったので一緒に入ってきれいにしてやる。
「っっ!!」
服を脱がすと、体中どこも傷だらけで思った以上に体が細かった。
こいつの髪はなかなか泡が立たなくて4回目ぐらいでやっと泡が立った。
湯船に俺と一緒に入れてやると、沁みるようで小さくうめき声を上げた。
「頑張れー、ちょっと我慢なー。」
体を洗ってきれいにしてやってから傷を俺のできる範囲で癒してやってもまだ古傷が結構残っている。こいつはどんだけ昔から傷ついてんだ、。
とりあえず抱き上げて風呂を出る。
体を拭いて俺の予備の服を着せてやり、ベッドに寝かせる。
シン「で。何があった。」
風呂に入ってる間、部屋で待っていてくれたシンが話しかけてくる。
「今日珍しく俺の完全指名依頼があってな。俺がついた時にはもう全滅でこいつだけ生きてたんだ。」
シン「そうか、。少し引っかかるな・・・まぁ、それで保護してきたと、。これからどうするんだ?」
「こいつは俺が面倒みる。」
シン「お前がか!?珍しい、、どういう風の吹き回しなんだ...。」
「うるせぇな。なんか気になるんだよなこいつ。只者でもなさそうだしな。」
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