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わしは顔がシワシワでなりがガリガリで服がボロボロの爺さんじゃ。
おまけに宿無しで一文無しじゃ。
更に悪いことに年々廃棄処分される食いもんの管理が厳しくなって今では昔のようにコンビニやレストランやスーパーの廃棄した食品を手に入れ難くなった。
じゃが、強かにも産廃業者と裏で契約してまだ食える廃棄食品を手に入れておる。蛇の道は蛇じゃて。
謂わば一廉のホームレスじゃ。
で、或る日、わしは都内A駅地下街の通路で仲間と寝転がっておると、「家の用務員になりませんか?」と優しい感じで声をかけられた。
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