第7話 再び、鮫崎宅へ……

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記者会見から一夜明け、事件発生から3日目を迎えた。 陽向管理官の爆弾発言で捜査本部は混乱を極めるのではないかと予想されたが、意外と落ち着いていた。 捜査一課の面々は状況を瞬時に理解し、今日の会議に臨んでいた。 それを見極めるのが遅い私はまだまだ半人前だなと強く思い知らされた。 だけど、それを事件解決によって挽回しよう。 私が犯人を捕まえるんだ。 そんな中、捜査本部に2つの変化が起きた。 まず、1つ目は捜査三課が本格的に捜査本部に入ってきた事。 昨夜の記者会見の後、陽向管理官と影原主任が三課に趣き、正式に捜査の協力を要請したのだ。 三課課長は事件の内容を把握済みなので、快く引き受けてくれた。 条件としては窃盗団グレムリン全員逮捕の引渡し。 しかし、鮫崎一家を殺害した者に関しては捜査一課に引き渡すという形で合意に至った。 そして、もう1つの変化は影原主任と陽向管理官との関係だ。 昨日、影原班は所轄の後方支援にあたれと命じられたのが、今日は一変して影原主任の好きな様に捜査しろと命じられたのだ。 昨夜の記者会見といい、影原主任と陽向管理官は表でいがみ合ってるだけで、実は隠れた絆があるのではないか。 そんな疑惑が頭に過ぎったが、自由という名の許可を貰った影原主任は早速、私達に今日の任務を命じた。
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