ロックダウンされるまで

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ロックダウンされるまで

2月末にロンドンに行くとき、「アジア人めっちゃいじめられるらしいよ」みたいなことを冗談半分に言われたりしました。 で、結果としては・・・ 全然でした!!! 相変わらず英国紳士(!?)は女性に優しくて、すべての駅でスーツケースを運んでくれほとんど筋肉使うことなく家までたどり着きました。 もちろん日本では筋トレ代わりに全ルート自分運び。旦那も仕事で手伝ってくれる気配はなかったので、ロンドナーの優しさ感涙ものです。 ちなみに、ちらりほらりと欧米人でもマスクをしている人を空港で見かけたので、若干緊張感は高まってきている気配はありました。 3月1日の時点ではトイレットペーパやらハンドソープやらアルコール消毒系も普通に売られていたので、気持ち多めに購入して一安心。欧州旅行の広告はもりもりネットでも流れていて、知り合いもマルタ島とかに遊びに行ってましたが、イタリアはやばいぞ・・・という気配が流れ、イタリア人がUberに乗車拒否されたなどのニュースがトップ。 3月6日頃 フランスやばいんじゃね? みたいなニュースが流れた後から一気に流れが変わりました。トイレットペーパ、ハンドソープ、ハンドジェル、キンチンペーパ、パスタ、パラセタモール(解熱剤)が一気に棚から消えたとか。しっかり買っておいてよかった〜。 だけど、日本ほど激しい買い込みではなくて、翌日にスーパー行ったらちょこちょこ残ってました。 3月15日 ウェールズ近郊にドライブ。普通の休日の光景でしたが、電車はちょっと空き気味でした。 この頃かな。ボリス(英国の首相)が「はっきり言ってたくさん人死ぬから!!これ、ちょっとやそっとじゃおわんないから!! みんなで免疫つけるぞ!!」って宣言。正直、ボリスのことそんな好きじゃなかったんですけど、はっきりと、簡単にはおわんない!って宣言したのはよかったと思います。賛否両論なんでしょうけれど、この時点でこれだけはっきりと宣言したのはボリスが初だったので、個人的にはちょっと見直しました。  日本の「1、2週間の我慢、いや、もうちょい。はい、もう少し自粛で・・・」より随分すっきり。 3月16日 WFH(work from HOME)が推奨され、一気にどの会社も開始。ここら辺はすごいなと。私の働いていた会社は外資だったのWFHしていましたが、他の会社の友人とかはWFHをしたくてもできない!!と。そんな話はそれほど聞かずスムーズに移行。 3月19日 Stay at homeが宣言されました。この時点ではいわゆるロックダウンではありません。カフェもレストランも普通にやっていましたが、原則家から働けと言うことと、美術館、映画館、劇場、イベントなど人の集まる場所はこの日からクローズ。あぁ〜、もっと美術館行っとけばよかったぁ・・と一瞬嘆く。スーパの棚から商品が消えたー!!とニュース。でも、翌日行ってみたら数が少なくはありましたがちゃんと残っていて一安心。この日も缶詰に手を伸ばしたら、若者が譲ってくれ、さすが英国紳士と改めて感心しました。 で、もう直ぐ本格的なロックダウンが始まります。
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