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授業が終わったお昼休み。私は一人、お弁当を広げてゆっくり食べていた。そこに話しかけた来たのが同じクラスの凛々子だった。
「ねぇ、帰り道にゲーセン寄らない?」
「お金がないからパス」
私の一言に彼女は見下すような視線を向けてくる。
「そうだよね、貧乏人の親の子供なんだから」
そう言って彼女は離れていった。周りは巻き込まれないように話しかけても来ない。いつもそうだ。
私は再び一人で食事を再開する。いつもと変わらない日常的ないじめは止まることはない。
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