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そう頭ではわかっていても、このまま深い場所で達したい本能的な欲求が頭をもたげる。
史哉が腰を穿つたびに、グチュグチュとひっきりなしに淫音が聞こえる。同時に静香の鼻にかかった喘ぎ声が耳元で聞こえて、繋がった場所が燃え上がるように熱くなっていく。
「あぁ……すっげ、気持ちい……っ」
史哉が堪らずに声を漏らすと、静香の蜜襞は肉棒を放すまいとするようにジュルジュル吸いついてくる。
「ふ、みやっ……あぁっ、いいっ」
静香の声に煽られるように抽送は速まっていく。ヌルリと濡れ襞を刮げながら陰茎を引き抜き、また深い場所までズブズブと呑み込ませていく。
足を持ち上げながら、繋がった下肢に視線を移す。赤黒く血管が浮き出るほどに昂った己が蜜口を抜き差しする様は息を呑むほどに淫らだ。
「俺も……よすぎて、出そ」
「んんっ、む……はぁっ、はっ」
彼女の顎を持ち上げて口づける。身体を揺さぶりながら口腔を舐め回し、唇もまた深い場所で繋がった。
口腔内に溢れる甘い唾液を啜り上げ、下肢では溢れる愛液を泡立つほどにかき混ぜる。
「ダメだ……もうっ」
「な、か……っ」
「え……?」
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