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『由紀ちゃん、体は大丈夫?』優しい表情で孝一のお母さんは私を見つめていた。孝一のお母さんは目がまだ腫れている、きっと毎日泣いているんだろう。『すっかり良くなりました、まだ退院出来なくて』
『そう・・・』孝一のお母さんは泣き出してしまった。
『でも毎日孝一からメールが来るんで早く元気にならないと。』
『え、それは・・・ありえないわ、だって孝一の携帯は何処にもないし見つからなかったのよ。解約手続きもしたんだし。メールなんて届くはずないけど・・・』孝一のお母さんは不思議そうに私を見つめる。
『だって毎日メールだって届いてるし』
『きっとイタズラね、ありえないわ。辛いと思うけど。孝一はもうこの世にはいないのよ』
『何でそんな事言うの?確かに孝一のメールだって・・・』看護婦さんが駆けつけて私をとめて部屋に連れ戻された。部屋に帰ると部屋では母とお医者さんが話していた。
ドアを開けようと少し開けたら中の会話が聞こえた
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