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僕は夜の学校から聞こえてくる歌を聴く。今日も綺麗な歌声だ。
歌う人が誰だかはわからない。でも構わない。そんなことは重要じゃない。
はっきりと通る声。なのに、どこかに悲しさがある。優しさがある。そして、強さがある。
その声が、夜の星に絡みつき。なんとも言えない感情を生み出す。
カーテン越しにに見つめながら。
「もっと聴いていたい」
そう思う。
明日から高校生活が始まる。あの子と同じクラスになれたらいいな。そんな希望が紙に届くことを祈って、ねた。
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