同級生女子会+1

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同級生女子会+1

 3日後、早めに起きた。 今日は平日だが、1時から家で女子会をする。昨日も仕事が忙しく、まだ眠い……しかし、洗濯と部屋の掃除をして、掃除機をかけねばならない。せかせかと終わらせてキッチンテーブルに準備を始めた。金欠状態を泣く泣く伝え私は飲み物担当になった。100ローで購入済み。乳飲み子を抱える弥生ちゃんがいるので酒無し。メンバーは他に安奈ちゃんだ。彼女は、シングルマザーらしく今日の都合が良かったそうだ。とりあえず大勢でなくて良かった。 そうこうしてるうちに、ピンポーンとインターホンがなり二人がやって来た。 「どうぞーー!!わぁ、安奈ちゃん久しぶり 」  安奈ちゃんに会うのも実は10年ぶり、成人式で会って以来だ。私のクラスは同窓会をやっていない。 「楓ちゃん、久しぶりだね。今日はありがとう。お邪魔します 」 「楓ちゃん、今日はわがまま言ってごめんなさい。それで真菜は預けられなくて連れてきたの 」 弥生ちゃんが真菜ちゃんを抱っこしてる。その後ろから、お姉ちゃ-んと声をかけられた。見ると妹が甥っ子を抱っこしてやって来ていた。 「……どうしたの、急に? 」 「旦那と喧嘩したの。今夜泊めてね 」 「はぁ!? 何言ってるのよ梓…… 旦那さんは知ってるの? 」 玄関でのやり取りを聞いていた弥生ちゃんが梓に声をかけた。 「これから、女子会するのよ。梓ちゃんもどう? 」 梓もたまってる物があるのか、 「先輩方、是非とも参加させてください」 梓は2歳下で私の同級生二人を知っている。 私は、こっそり溜め息をついた。
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