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結局、元妹の部屋にテーブルをセッティングして、少し離れて毛布とバスタオルを敷き真菜ちゃんと甥っ子の陸を寝かせた。二人ともお腹がいっぱいなのか良く眠っている。
冷蔵庫から飲み物を出して、コップに注いでいると、弥生ちゃんは可愛いおにぎりと卵焼きにウインナー、唐揚げ等の食事系、安奈ちゃんは、サラダや煮物、お菓子を持参してくれた。梓も私の大好物のケーキをお土産にもってきてくれていた。ラッキー!!
「お姉ちゃん、これ好きでしょ。金欠だと思ったからこれも差し入れね 」
そう言って、冷蔵庫に今夜の夕飯の材料をしまっていた。妹よ、助かる。
梓は兄に似て、しっかりしてるのだ。
そして、女子会が始まった。
弥生ちゃんは、都内の社宅に住んでいて、出産で実家に帰ってきたがその間に、川原君が浮気をしたらしい。実際本人も認めていたが……
「……相手は会社の新入社員なのよ。……若い子にデレデレしちゃって!! もうーー 」
川原君、若い子好きなの……?
「元の時もそう。初めての出産で里帰りしていたら、その隙に!全くもう信じられないでしょ…… 」
川原君、二度目なのね……!?
弥生ちゃんの涙ながらの訴えに、安奈ちゃんと梓が真剣に聞きながら、もらい泣きをしている。
はぁ……
私はやるせなくなって、寝ているベビー達を見ていた。うまくいかないもんなのね。
そして、気づくと三人ともおしゃべりしては泣きながら食べるを繰り返していた。
ママ達の声に、ベビーが少しぐするが、話に夢中なので仕方なく私は抱っこしながらあやして、ママ達を眺めていた。
陸と真菜ちゃんを交互に眠りにつくまで抱く。
抱いていてハッとした。もしや、ベビーシッター要員だったのか……!?
手慣れているのは、兄の子供達の面倒をみていたからだった。
甥っ子達よ、逞しく育ってくれ……
この会は、長くなる予感。
連休で助かったわ。
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