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「ミヨさん、わたし達ここから絶対に出るよ。
弱気になっちゃダメなんだから...
あの男を何とかしてここを出るの。
いい? ミヨさん。」
そう言い終わると足音が聞こえて来た。
わたしはシャワールームに隠れた。
「さあ、食事だ。両手が使えるから便利になったろう。
んん、石鹸の香りがいい。食べ終わったらゆっくりと...
いやいや、食べながらしよう。」
ミヨは構わず食べ始めていた。
男は全裸になりバスタオル1枚のミヨの身体を撫で始めた。
首筋を舐め、忙しく動かすミヨの口を舐めいきり立ったペニスをミヨの脇に挿し入れた。それでもミヨは意に介さない風で食べ続けた。
男は座って食べているミヨのヒップを持ち上げ指を挿れた。
「痛い! お願い、もう今日は勘弁して...
お腹が痛いの。出血してるし...お願い...」
すると男は舌打ちし尿意をおぼえたのかトイレに向かった。
「あ!」
ミヨは思わず声を出してしまったが男を引き止める術はなかった。
わたしは小さな浴槽に猫のように丸まって隠れていた。
シャワーカーテンでもあれば完璧なのに、そんな事を思いながらこれからどうしようかと考えていると、突然扉が開き何かブツブツ言いながら男が入って来た。心臓の音が聞こえるんじゃないかと思える程ドキドキと唸った。
静かに小さく吸った息を少しずつ吐きながら時の長さを恨んだ。
暫くすると扉を閉める音が聞こえ静寂が戻った。
わたしは安堵しながらゆっくりと顔を上げると目の前に男が全裸で立っていた。男は驚いた様子もなく品定めするようにわたしを見廻していた。
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