告白

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告白

私は刑務所と仮釈で屈辱の4年間を過ごし、その間法律の勉強をして刑務官や観察官を論破できる程になっていたので、多分けしからんという事で長く罰の呪縛に繋がれていたのだと思っている。 そしてあの女が住むこの街に戻った。 彼女の事は1度も忘れた事はなかったし私の人生を掛けてどんな手を使っても、どんな事をしても手に入れるつもりだ。 その決心が揺るぐ事はなかった。 この街で初めて彼女を見つけた時からその想いは変わらない。 あの女を再び見つける前に彼女がこの4年間どんな人生を送って来たのか色々と調べる必要があった。 大学は私と同じ所に通いIQも私と同じ天才的だったようだ。 やはり私達は似た物同士で一緒の人生を歩む運命なのだ。 しかし... しかし、驚いた事に既に結婚していた。 私というものがありながら許せる訳がない。 大学を出て直ぐに結婚するとは... その男の事も調べたが、料理バカで大した男ではなかった。 彼女とは不釣り合いも甚だしく騙されているとしか思えない。 それに何と言っても私以外の男に脚を開いて狂った様に挿され続けられている光景なんて考えられないのだ。 私は居ても立ってもいられず早く会って私のものにしなければと思った。 あの店が見える所で見張っていると現れた。 悠木美代... 大人の女に変わってはいたが...昔から私のものだ。 会えずにいた4年間、夢見続けた私の女だ。 彼女が高校生の時、抱きしめながら指を這わせた柔らかい陰毛や湿った割目の感触は今でもしっかり覚えている。 ただ予想外の邪魔者が入り想いを果たせなかったばかりでなくムショに入る事になった。 あの時は一歩通行の入口を通行止めの偽装看板まで作り車両や人をシャットアウトして何も邪魔されないあの娘と私だけの空間を作った完璧な計画だったのにどうして想いを果たせなかったのか今でも分からない。 だから今回は絶対に失敗しない。 完璧な計画のもと準備を直ぐに始めなければならなかった。 1日でも早くあの男との交わりを終わらせなくてはならない。 私はその一念で行動を始めた。
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