boy's side
3/5
読書設定
目次
前へ
/
11ページ
次へ
急行がまた通過する。隣で微笑む君の髪が揺れる。 僕らが乗るのは同じ路線の上りと下り。だから一緒に帰れるのはいつもこのホームまで。ほぼ同時にやってくる電車に乗って、夕日に照らされながら僕らは引き裂かれる。 身体に染み込んだダイヤグラムと構内アナウンスが僕にタイムリミットを告げる。君はやっぱり笑顔のままで、僕に背を向けた。それが僕らの、いつもの、別れの合図だった。
/
11ページ
最初のコメントを投稿しよう!
0人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
0(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!