boy's side
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結局、僕は一言も言えずに、自分の乗る車両に向かって歩を進めた。黄色い点字ブロックが歪んで見える。涙は流さないと決めていたんだけどな……。自分の弱さが嫌になる。 でも。 でも、もう少しだけ、僕の弱さを許してくれ。 君の姿をどうしても見たくて、目に焼き付けたくて。
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