この話を読むにあたっての説明

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きっと母は弱音だってはきたかったはず、まるで元気なように綴られているけど文字を見ればわかるよ。いつ書いたかなんて。お母さんの自慢のきれいな字がくしゃくしゃ。インクが滲んでいる部分も少々。この手紙1枚でどれだけ苦労したのかわかる。それから30歳、40歳の時にも手紙がとどいた。1枚だけでもこんなに苦労しているのにそんなに沢山書かなくていいんだよと言ってあげたくなった。でも、それでも私に伝えたかったことがまだまだあったんだろうと考えると涙が溢れた。40から先は手紙が届かなくなった。母は癌だと申告されてから1度も弱音をはかなかった。ただ娘の前では言わなかった、それだけかもしれません。それでも私の母は強い人だと思いました。 母はつよし
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