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杏璃side
よし準備は、完璧
学園の生徒のデータは手に入れたし、兎に角あの子の周りにある全ての者を排除していこう。もしかしたら、あの子を好きって奴も居るかもしれないから全員を"俺"に惚れさせれば完璧。あの子は俺だけが好きで居なきゃやだ。あの子は俺のだからね
まずは、お迎えに来た生徒会のメンバーから…あれは副会長の桐谷奏。学園生活では自分の美貌に気付かずに皆へと普通に話しかけてしまうが皆は美しさに耐え切れず鼻血を出しながら保健室へ逃げ込む者や話し返してもイジメの標的にされるとは中々だなぁ。
こういう人は、話しかけたりして仲良くなればすぐ墜ちる。
杏『おはようございます、すみません…お待たせしました。今日から編入させて頂きます、坂月杏璃(さかづき あんり)です。宜しくお願いします』
まずは、第一印象からだな
第一印象が悪かったら進まないから出来るだけ丁寧に相手に不快な気持ちを与えない事
奏『いえ、今来たばかりなのでお気になさらず…。私は桐谷奏です、此方の黒薔薇学園で副会長をしてます 同じクラスみたいなので困りましたら何でも聞いてください。今から案内しますね』
この学園は中々広いな…あの子を探すのに何日かは掛りそうだ。それよりさっさと副会長を先に堕とすか。
杏『あの、奏って呼んでもいいかな?あと、同い年って聞いたから敬語外しても大丈夫?』
奏『え、あ…好きに呼んでください。敬語も外してくれて構いませんよ 坂月くん貴方は私が怖くないんですか?』
来た…やっぱりこの質問が来ると思った
ありがとう、副会長君は…もう俺の駒だよ
『ありがとう 怖くないよ、むしろとても綺麗な人だよ(ニコッ)あ、僕の事は杏璃って呼んで欲しいな。』
奏『……ッ!! ふふ、杏璃これから宜しくお願いします』
杏『奏の笑った顔、僕は好きだな』
奏『ありがとうございます。案内しますので着いてきて下さい』
やだな、顔を赤らめないでよ それが似合うのはあの子だけ。でも最後まで駒として使わせて貰うよ その恋心をね…
杏璃side 終わり
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