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「バビロン」というアニメ作品がある(原作は小説です)。
自殺が許される社会を築くため自殺法を制定しようという一派と、それと闘う検察官、警察、政治家らの思惑入り乱れる物語である。
私はまだ視聴途中だけれど、テーマがテーマだけに、少し嫌な気持ちになる。
嫌な気持ちになるけれど、よくできている構成になるほどなとうっかり自殺法を肯定しそうになりかけた。
でもいけない。
自殺は、幸せを呼ぶものではない。
それが1人にでも伝わればいい。
この作品は、そのためにある。
何年経っても、何十年経っても。
君が残した爪痕は深く、重い。
君のことも、自分のことも。
許せる日は、恐らく永遠に私には来ない。
このような作品に、最後まで目を通してくださりありがとうございました。
2020/03/28 桜倉 ちひろ
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