1/1
前へ
/6ページ
次へ

「どうだった?」 何が? 「あの女性が居たんだろ?」 何でしってんだよ!? 中野はニヤニヤして言った。 「俺ずっと後ろにいたぜ(笑)」 まじか、全然気付かなかった。 ん、何で後ろにいたんだ? 授業は? 「サボった(笑)」 マジか、普通にダメだろ。 じゃあ話も聞こえてたのか? 「いや、声は聞こえなかったんだよ。 だから教えてくれよ!どんな話をしてたか。」 まぁ良いけど。 そして僕は加野さんがなぜ告白してきたかを教えた。 中野は真顔で言った。 「お前頭大丈夫か?」 言われると思った。そうこうしてるうちに学校は終わり僕は部活へ向かった。 僕がしている部活は自転車だ。だから競輪場まで行かなくてはならない。 そして僕はロードへまたがり学校を出た。 走っている途中雨が降ってきた。 その雨はやはり汚い雨だった。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加