1.6人の出会い

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1.6人の出会い

(ウミ目線ストーリー) 鹿坂高校の入学式が終わり、クラスにも慣れてきたころ。 うち、ウミはカナエ、アキと昼ご飯を屋上で食べていた。 まだ5月の初めなので、全く寒さはない。 4月と違うのは、屋上から見下ろすグラウンド。 そこにある桜の木がピンク色ではなく緑色になってきていることだろう。 「ウーミー、ウーーミーー!きーいーてーるー?」 「うん。もち!、、、なんの話だっけ?」 「清々しいほどに聞いてない、、、」 「ほんとだよ〜」 カナエ、アキとは小学校からの友達だ。 屋上ではクラスの話や、男子の話、授業の話など、たわいない話をしている。 屋上は、ほんとは立ち入り禁止なのだが、保健室の先生からすれば 『あー、屋上ねぇ。あそこ、結構穴場だよね。あんま知ってる人いないし。というか、鍵壊れてんのに直さないし、先生もゆるいし、大丈夫だよー、ぜーんぜんへーき笑笑』 、、、とのことだった。1ヶ月ほど昼休みに来ているが、ほんっと人に会わない。さっすが。(何がさすが?って思った人!突っ込まないで!w) ガタガタガタ、、、がちゃ〜 扉が揺れる音がした。そんでもって、扉が開く音がした。 めっちゃビビった。 「ぴゃっ!」 驚きすぎて、カナエに飛びついた。 「あーーーーーーーーーーーっっ‼︎‼︎」
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