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つらい
シャシャ
またしてしまった。
自分の腕の傷を見ながら言って。
いつからかわからないがしてしまっている。
最初のうちは、声に出せない不満やストレスからだった気がする。
でも、その痛みが脳に来てフゥと息が抜ける気がした。
心地よかった。
不満やイライラを消してくれる気がした。
でも、やめないといけない事なんてわかっている。
頭では理解している。
心が追いつかない。
不満やストレスを声に出せばいいと思うだろう。
でも……
こんな簡単な事ができない。
愚かで愚かで仕方がないからだ。
いや、違うかもしれない。
失望されたくない。
面倒くさい事になる。
大人しく過ごしたい。
この3つが頭をよぎる
早く朝になって欲しい。
家はつらい。
それでも、同じようにしか朝は来ない。
そしたら、学校だ。
もがいている事を誰も気づきませんように。
そして、腕の傷がばれないように。
<完>
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