まだ誰かのお兄ちゃん。

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. . 「ねえ、やめてよっ! あなた達何をするのっ!? なんでこんなことするのっ!? やだ、やだ………やめてっ!! 助けてはるくんっ!!!!!」 「いいから早く咥えろ!!!」 「んう"う"っ…!」 けたたましい女の声が聞こえてくる。 女は泣きながら大勢の男たちに犯されていた。 「フッ、あーあ、大泣きじゃん。」 そしてその光景を見て僕は笑っていた。 はるくんだなんて呼んじゃってさ、本当に腹立つよね。誰もお前を助けにこられるわけがないのに。 僕はぐちゃぐちゃの顔で泣き叫ぶその女を見て嘲笑した。 可哀想?そんなことは思うわけがない、こいつは僕の大切な人を奪ったんだから。 助けてあげなよ?助けるわけないじゃん、後こいつさえいなくなれば僕の大切な人はやっと僕のものになるんだよ? ずっと、ずっとほしかったあの人がやっと手にはいる。 僕のものになる、いや僕だけのものになる。 考えただけで興奮して勃ちそうだ。 僕はずっとその甘ったるい声で、大して可愛くもない面で、僕の何よりも大切な人を奪ったこいつが憎くてたまらなかった。 でもようやく……ようやくこいつを消してしまえる。 妻がいなくなったあの人は今とても精神的に不安定な状況だろう。仕事も休んでいる。 絶好のチャンスだ。今だったら… 僕は鼻歌を歌いながらもうひとつのモニターを見た。 そこには僕の愛するあの人が映っていた。 相変わらずかわいいな。 もう天使。かわいすぎるでしょ。 さっきからずっと泣いてるけど、あんな女いなくなったのがよっぽどショックだったんだね。可哀想。 大丈夫、これからは僕が守ってあげるからね。あんな女よりももっと、誰よりもあなたのことを幸せにする。誰よりもあなたを愛している僕が一生あなたの面倒をみて、愛してあげる。 だからあと少しだけ待ってて、すぐ迎えに行くから。 「…大好きだよ、お兄ちゃん…♪」
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