ℱの音色
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しばらく動かずにいると、ふいに頬に風を感じた。 まるで何かに呼ばれたような気がして顔を向けると、そこに遼がいた。 透き通ってもいなければ、足が消えてもいない──生身の人間となんら変わりない姿だった。 一瞬、本当に生きているのかと思ってしまったほどだ。 周りの全てが大掛かりなお芝居で、実は遼は死んでなんかいなかったんじゃないか、と。 でもそんな淡い期待は、次の瞬間に打ち砕かれた。
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