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ホーカー氏は、それきり姿を消してしまった。ビューローに夫人の知らない通帳と、かなりのポンド札、イーグル金貨が見つかった。秘書から出張は架空のものだったことが知らされ、リンダ夫人は夫の不義を疑うようになった。だが失踪するなら、なぜその通帳やポンド札、金貨を置いていったのだろうか。
その翌日、夫人から電話があった。地下の書斎から、何かごとごと音がするというのだ。次の朝、私は夫人に頼まれ一緒に地下に下りたが、もう物音はしなかった。
「きっとエドガーだったのね・・・」
夫人はノイズは猫のせいだと思ったらしい。あれから金庫の中は、まだ確認していない。
(この作品はフィクションである
登場する人物、会社、地名は架空のものであり、存在しない)
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