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古代召喚、そのような儀式を行って人間は幸せになるのか。
そんなものに頼らなくても、今は平穏な時間を過ごせているはずだ。
「・・・古代召喚を止めるしかないな」
「それは難しいと思うよ、私は古代召喚の情報を得るのも一苦労だった。恐らく祭典の日に行われるのだろうが、場所が何処かも分からない。分かったとしても、厳重な警備もあるだろうし」
俺が簡単に止めるという言葉を使ったあとに
、老人はそう言った。
だが、止めるしかない。
闇雲に探す訳じゃない。
繋がりを使って、コネを使って、しらない人でも今みたいに情報を持ってる人をあてにして、最後には止めてみせる。
絶対に。
「ねえ、ふと思い出したんだけど」
俺がそのような決意を固めようとしていると、隣にいるスーザンがそう言った。
「何だ?」
「古代召喚の本、どっかの図書館で見たんだけど」
「本当か!?」
凄く大事な情報が飛び込んできた。
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