とある男の最期

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「ふっ、ふはははっ!まさかな。まさかこの期におよんで、一人とはいえ、転移魔方陣を作れるとは。根性とかいうやつか!」 確かにこの男の言う事は合ってる。根性、いやど根性で乗り切った感はある。 「ハッ・・はぁ、ぜぇぜえ、はぁ・・!」 「もう体の限界だろう。私が最後に葬ってやろう」 そして、その男は刀を取り出す。長刀だ。威力も抜群で、扱いになれてるのだろう。 凄い勢いで振り回している。 「どうせ、はぁはぁ・・どうせ死ぬなら!」 「何だ?・・・っ!」 俺は一つの札を取った。この命そして、元の威力を懸けて。 「さようならだ。共になっ!」 ズバーンッ! ドバァァァーンッ! 「馬鹿なぁ!あぁああ!」 叫び声がこだまする。そして、そこから二人の命が絶えた。 決死の策で道連れにし、敵を倒したのだった。しかし、、、 悲しみは消えない。それでも。
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