ヒロム、またもや嫉妬

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ミアが、「こんにちは」と挨拶した。 振り返るとトイプードルを連れた男の子とその後ろにお父さんと思われる男性が立っていて、会釈する。 「あー、リョウスケくん」と、遊具であそんでいたはずのノアの声が大きく響いた。 「ノアちゃん」と、男の子がそれに答える。彼がリョウスケくんか。 リョウスケくんはブランコにいたノアに駆け寄っていった。 ということは、やっぱり、この男が……。 「あっ、ヒロム、リョウスケくんのお父さんだよ」と、ミアが言った。
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