ヒロム、またもや嫉妬

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「本当に可愛いね」と、ミアがヒロトの隣にしゃがむと、少し安心したようにヒロトはもう一度背中を撫でた。 「ヒロトくんに撫でられて喜んでるね」と、リョウスケくんのお父さんも微笑む。 傍から見たら家族みたいだ。わきあいあいとしている。 なんだ、この疎外感。 ちょっといじけたくなったけど、ここでいじけてどうする。 せめてもう少しどう思ってミアに近づいているのかを知りたかった。 そのときだった。
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