ヒロム、またもや嫉妬

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女性がリョウスケくんのお父さんを見ると、それに気づいたみたいに、「はいはい。送迎しますよ」と、肩を揺らして笑った。 「あっ、うちの旦那です」と、ミアが俺を紹介すると、「リョウスケくんのお母さん」と、教えてくれた。 リョウスケくんのお母さん? 疑問符が次から次へと浮かび上がってくるけど、挨拶をされるものだから、口に出すことが出来なかった。 しばらくそこで、ミアとリョウスケくんのお母さんは立ち話をしていた。 それから、またと言って、遠くにいるリョウスケくんを呼んで、先に公園を出て行った。 「ミア」 「ん?」 「リョウスケくんのお母さんっていなかったはずだよな?」
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