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〜後悔と決意〜
「・・ありがと・・バイバイ・・チャ・・ン・・ミ・・ン・・」
消え入りそうな声で囁いた君はそのまま息を引き取った
「ヒョン?!ヒョン?!・・嘘だろ??…嘘だといってくれよ?!」
俺はその場に崩れ落ちた
やっと思いが通じたのに・・
神様はなんて惨酷なんだ・・
僕は一体、、どうしたらいいんだ・・・?
君のお母さんに顔向けできないよ・・
自分でまいた種にこんなにも苦しめられるなんて・・
「チャンミン君・・」
「あ・・小母さん・・」
「ユチョンの傍に居てくれてありがとう」
「いえ・・僕のせいで・・ヒョンは・・」
「あの子、幸せだったと思うわ・・大好きなチャンミン君に傍に居てもらえて」
「ーっ?!」
「あの子ね、チャンミン君の事がずっと好きだったのよ」
「え・・?!」
「・・小母さんは知ってたんですか?」
「ええ・・あの子の態度を見ればわかるわ。それにあなたと海に行く事、とても楽しみにしていて、眠れなかったのよ」
「そうだったんですか・・もっと早く・・早く、知っていれば・・ヒョンをこんな目に合わせることなんてなかったのに・・」
「・・そうね」
。・*・。★。・*・。☆。・*・。★。・*・。☆。・*・。
俺は、君が亡くなってからバイトも予備校もやめて、君と最後に過ごしたこの港町にやってきた
君の事を忘れてはいけない・・そんな気がして
君との思い出の地で、生きていこうと心に誓った
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