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君の目には何だって見える、そのはずなのに
こっちの世界じゃあてんで盲目だ
見えるだろう、海底の貝のその中身
見えるだろう、空に沈むシーラカンス
見えるだろう、
見えるだろう、
……
なのに
見えないかい、君と血を分けた彼等の言葉が
口からでまかせ、まやかしだっていうこと
見えないかい、赤の他人の僕の言葉が
本当だっていうこと
見えないかい、なら何度でも言うよ
愛しているよ、愛しているよ、
愛しているよ、
……
見えるだろう、最低の愛のその中身
見えるだろう、傍にひずむ死んだガラス
………
……
…
。
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