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恐怖症疾患
特定の対象に異常な嫌悪、忌避観を覚えること。
重度の発症者は自身の恐怖を周囲に漏洩、拡散することにより、物的、人的被害を発生させる。
恐怖症疾患の段階レベル
レベル1:特定の対象に対し、並々ならぬ恐怖を覚える
レベル2:内面的な異変の表れ。症状は動機、発汗、震えなど
レベル3:外面的な異変の顕現、周囲にも影響が見られる
レベル4:外的な影響が強く現れ、破壊、傷害など社会的損害を発生させる
レベル5:『殺人者』
ざわざわと体の中が騒がしい。
体の皮一枚剥した内側では巨大な蜘蛛の巣があって、今日もせっせと卵を産み、増えた蜘蛛たちが栄養満点の血肉を食んでいるのだろう。
――これは、俺が俺に課した罰。
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