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第二の友!!
3人で過ごす初めての夜
ローウェンの部屋をノックする人物がいた
???『ローウェン。私だけど、今入ってもいい?』
ローウェンが返事をするとドアが開いた
ローウェン『エンリか。どうした?』
エンリは少し申し訳なさそうに
エンリ『あのさ、急に来ちゃって迷惑じゃなかった?』
ローウェン『驚きはしたけど迷惑なんて思ってないよ?』
エンリは笑顔で
エンリ『そっか!それならいいんだ!
じゃあ、また明日ね!おやすみ!』
エンリはニコニコ手を振らながら自室へと
戻って行った。
ローウェン『(エンリってあんなに気を遣える女の子だったかな)』
ローウェンがそんな事を考えてると再びドアをノックする音がした
???『ローウェン。あたしだけど。入るわよ。』
ゆっくりとドアが開き、そこにはネルが立っていた
ネル『あのさ。ちょっと話があって。』
どこかネルの表情からは動揺と怒りの感情がうかがえる
ローウェン『(まさか、エンリの事を怒ってるのか。これは早々に謝った方がいいな。)』
ローウェン『ごめん!ネル!エンリの事なら申し訳ないけど一応昔の仲間だから大目に見てくれないか?』
ネルはキョトンとしながら
ネル『なんの話?』
ローウェン『あれっ。エンリが住む事に怒ってるんじゃないか?』
ネル『別に気にしてないわ。』
ネル『そうじゃなくて。あたしの過去についてよ。』
それから、ネルはカゲツに話した自分の過去をローウェンに話した
ローウェン『そうだったのか。でも、俺らは皆別行動をしていた。だから、エンリと共に城下町を訪れた記憶はないな。』
ネル『そう。ならいいの。』
ローウェン『もし良かったら、俺にも協力させてくれないか?』
ネル『でも、相手の魔術師もかなりの使い手だったし勇者を名乗っていた奴も手強そうよ。』
ローウェン『俺はこれでもエリートで勇者
パーティの1人だ。負ける気はしないな。
だが、相手の数を考えるとこちらの戦力も
整えたい。
ネルさえ良ければ、エンリにも話してもいいか?』
ネルは少し考えた後に
ネル『わかったわ。明日の朝のミーティングの時に話しましょう。』
そう言うとネルは部屋に戻ろうとした
ネル『あの、さ、ありがとう。
じゃあ、おやすみ。』
そう言うとネルは足早に自室に戻っていった。
次回
第二の友!!!
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