四章 一節 偽勇者パーティ!

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四章 一節 偽勇者パーティ!

ローウェンとエンリにはどこか見覚えのある美しい黒色のカラス エンリ『ねえ。ローウェン。このカラスって...』 ローウェン『間違いなくカゲツのカラスだ!』 エンリ『でも、どうしてカゲツの使いが ローウェンの家にくるの?』 ローウェン『それに関しては俺もわからない。』 2人が不思議そうにしているとネルが口を開いた ネル『多分、あたし宛だと思うわ。』 ローウェン『もしかして、カゲツにも話していたのか?』 ネル『ええ。そうよ。』 ローウェン『でも...いつ話したんだ??』 ネル『前にフウゲツの件があったでしょ? その帰りよ。』 ローウェン『全く気がつかなかった。』 ネル『(あんたぐっすり寝てたからね。)』 エンリ『とにかく、なんて書いてあるか 見てみましょ。』 ネルはカゲツの使いのカラスが持っていた 手紙を開いた 手紙にはこう書かれていた 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  Dear ネル殿          報告  先日は、我が友フウゲツの件大変助かっ たでござる!  その恩を今回の報告で少しでも返せればと思っているでござる!  まず、ネル殿の大切な故郷を破壊した偽勇者パーティでござるがおおくの工作員がいるでござる! 拙者の情報網によるとネル殿達が住んでいる『獣人街』に現在は潜伏しているらしいで ござる!  今は、これぐらいしかわからないでござるが他に何かわかれば伝えるでござる!   追伸  拙者とローウェンと同じ勇者パーティの エンリもそいつらを捜してるでござる!  もし、どこかで会ったら協力してもらう方が得策でござる!              From カゲツ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ネル『これで、決まりね。あたしの故郷を 両親を殺した奴らはこの街にいる!』 ローウェン『まずはアジトを探さないとな。』 ネル『そうね。やってやるわ。絶対にこの街からは逃がさない...』 エンリ『ネルちゃんを約束忘れてないわね?』 ネル『わかってるわ。』 エンリ『なら、よろしい。』 エンリ『それにしても、相変わらずカゲツは語尾にござるがついててややこしいわね。』   ローウェン『とりあえず、一旦店を開けるぞ!』 ローウェンの店の一日が始まった 一方で獣人街のとある家屋では ???『おい!マルケ!まだウンブリアは来てないのか?』 マルケ『今日はまだ来てないな。』 マルケ『そういえば、ラツィオ。聞いたか? 最近この街に本物の勇者がきたらしい。』 ラツィオ『本物だろうが偽物だろうが強い方が正義に決まってるだろ!』 マルケ『そうだな。俺たちが本物になれば いいだけだな。』 ラツィオとマルケはウンブリアをまたずに その場を立ち去った          次回        偽物者パーティ!!
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