偽勇者パーティ!!

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偽勇者パーティ!!

ローウェン達の店は相変わらず閑古鳥が鳴いている状態だった エンリ『あのさ、ローウェン。いつもこんな 感じなの?』 ローウェン『いつもはもっと大繁盛してるに決まっているだろ?』 エンリがチラッとネルの方を向く ネル『エンリさん。これがいつも通りの状態です。』 エンリはローウェンの方へ向きなおり、無言の圧力をかけている ローウェン『すいません。いつも通りです。』 エンリ『これは、どうにかしないとまずいわね。』 ネル『そうなんです。』 ネルとエンリはため息をついている ローウェン『でも、どうしたらいいんだ? 店内や外観、商品はネルに以前に改善して もらったけど他に何をすれば...』 ネル『やっぱり、張り紙だけじゃ弱いかもね。 近隣の住宅とかには挨拶周りはしたんでしょ?』 ローウェン『???』 ネル『???』 エンリ『???』 ネル『えっもしかして...ローウェン、あなた してないの?』 エンリ『それじゃあ、店の場所も明確には 伝わってないかもしれないわね。』 ローウェン『俺とした事が迂闊だったか...』 ネル・エンリ『カッコつけてる暇があるなら早くいってきなさい!』 ネルとエンリの剣幕に押され、勢いよく店の外に逃げるローウェン エンリ『ったく、本当に前から変わらないわね。』 ネル『ローウェンって以前からあんな感じなんですか?』 エンリ『そうね。基本的には頼りになるんだけど、変なところで常識がないのよ。』 ネル『ああ。ちょっとわかります。』 2人はローウェンの話で盛り上がっていた その頃ローウェンは近隣の住宅に挨拶周りをしていた ローウェンが一件の住宅のドアをノックした時 ???『お前が出ろ。』 ???『面倒だな。』 ローウェン『(いきなり心が折れそうなんだけど...』 するとゆっくりとドアが開いた 中からは出てきたのは、背が高く腰に剣を刺している男だった ???『何の用だ?』 ローウェン『あの、すいません。私、あちらの広場の方に新しく店を出した者です。』 ???『興味ないからうせろ!』 ローウェン『では、失礼し...』 ローウェンが言葉を言い切る前にドアは勢いよく閉められた ローウェン『(もう、心が折れそう。)』 ローウェンはそれから数軒の住宅を周った ローウェンが店に戻るとそこにはカゲツが ネルとエンリと難しい顔をしていた ローウェン『どうしたんだみんな? それにカゲツまで急にきて。』 エンリ『偽勇者パーティの顔がわかったのよ。』 ローウェン『なんだって!!俺にも見せたくれ!』 カゲツ『これでござる。』 カゲツは持ってきた似顔絵をローウェンに 見せる ローウェンはカゲツが持ってきた似顔絵を見て驚愕した ローウェン『こ、こいつは...』          次回      偽勇者パーティ!!!
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