本物VS偽物!!!

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本物VS偽物!!!

東の山岳地帯ではカゲツVSラツィオの戦いが始まろうとしていた。 カゲツ『戦を始める前にお主には少し聞きたい事があるでござる。』 ラツィオ『勇者パーティのカゲツさんが 俺ごときに何を聞きたいのかな?』 ラツィオはカゲツを挑発するような態度で聞き返す カゲツは冷静に冷たい声で カゲツ『ネル殿の故郷を焼いたのはお主でござるか。』 ラツィオ『いくつも街を焼いてきたから、 いちいち覚えてねぇな。それにネルって誰?。』 カゲツ『魔族が住む街でござる。』 カゲツの『魔族』という言葉に反応する ラツィオ ラツィオ『魔族の街...あのクソ野郎がいた街か!』 カゲツ『クソ野郎?』 ラツィオ『俺の魔法を防ぎやがった野郎が居てよ。最後は俺がまる焦げにしてやったけどな!』 ラツィオは高らかに笑う カゲツ『なるほど...お主がネル殿の父上を...』 ラツィオ『俺には関係ない話しだな! それよりも始めようぜ!殺し合いを!』 カゲツ『お主にはネル殿の父上と同じ目に 合わせる事で仇討ちとさせていただくで ござる。』 ラツィオ『勝手に言ってろ!俺も勝手に殺させてもらう!』 最初に動き出したのはラツィオだった ラツィオ『炭になって爆ぜろ!! フィアマ・ディスペラチオーネ!!!』 爆炎がカゲツを襲う カゲツ『拙者が物理攻撃しか取り柄のない 戦士だと思ったら大間違いでござる!』 カゲツ『特殊歩行術!残像!』 カゲツはいきなり姿を消した しかし、その直後何人ものカゲツがラツィオの目の前に現れた 爆炎はカゲツの分身の1人に当たったが通り抜けてしまった ラツィオ『これじゃあ、狙いが定まらなねぇな。』 ラツィオ『こうなったら、俺の最大火力でまとめて消し炭にしてやる!!!』 カゲツ『やめておいた方が良いでござるよ。』 ラツィオ『うるせぇ!!見てろよ! フィアマペザンテ・テンペスタ!!!』 ラツィオの詠唱の直後、ラツィオの周りに 真っ赤な竜巻が集まった ラツィオ『これをくらえばお前は風に切り刻まれ、炎に焼かれ、最後に残るのは灰のみだ!!』 ラツィオ『死ねーーー!!!』 炎の竜巻が次々とカゲツの分身を消していく カゲツ『愚かでござるな。』 カゲツ『拙者は魔術師と戦うと不利な事が多いでござる。 だから、ローウェンに1つだけ魔法を教わったでござる。』 ラツィオ『何を言っている!』 カゲツ『光の精霊達よ!どんな強大な力も寄せ付けぬ盾を!我に与えたまえ!でござる! リフレッシオーネ・ルーチェ!!!』 カゲツの正面に虹色に輝く大きな盾が現れた その盾は炎の竜巻をラツィオの元へと跳ね返した ラツィオ『そんな...この俺が...戦士なんかに 負ける...なん......』 ラツィオは自らが出した炎の竜巻に切り刻まれ、炎に焼かれ、残ったのは灰のみとなった カゲツ『言ったであろう。お主をネル殿の 父上と同じ目に合わせると。』 カゲツ『これにてこちらの仇討ちは完了でござる。』 カゲツ『ローウェン、エンリ。二人とも無事でござろうか。』 戦士カゲツVS魔術師ラツィオ 勝者 戦士カゲツ!          次回       本物VS偽物!!!!
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