本物VS偽物!!!!

1/1
537人が本棚に入れています
本棚に追加
/606ページ

本物VS偽物!!!!

西の濃霧地帯 カゲツがラツィオを倒した時 エンリVSウンブリアの戦闘が始まろうとしていた ウンブリア『女だからって手加減はしねぇ! お前は勇者だからな!』 エンリ『口より先に手を動かしなさい。』 ウンブリア『俺に説教を垂れるんじゃねぇ!殺してやる!!』 エンリ『それは。こっちのセリフよ!』 エンリいつもの暖かみを感じる眼差しから 軽蔑するような鋭い眼差しへと変わった ウンブリア『強化魔法! タフネス・ボディ! ストレングス・パワード!』 ウンブリア『どうだ!俺はこれで無敵だ!!』 エンリ『あんた。バカでしょ。』 ウンブリア『なんだと!!』 エンリ『この濃霧の中でいくらパワーや防御を上げても攻撃が当たらなければ意味がない。 それに、攻撃をくらいつづければ自慢の 防御力も無駄ね。』 ウンブリア『俺は俺をばかにするやつを絶対許さない!!』 ウンブリアはエンリめがけて突進する しかし、エンリは霧の中へと姿を消した ウンブリア『どこだ!勇者!正々堂々戦い やがれ!!』 エンリ『あなたは本当の戦いを知らないのね。 戦いってのはね。やり方なんて関係ないのよ。 最後に立っている者がその戦いの勝者なのよ。』 ウンブリア『うるせぇ!!出てこないなら これでもくらいやがれ!』 ウンブリアは両手に力を溜めて両手を地面に 叩きつけた ウンブリア『粉々になれ! ロッチャ・ギガンテ!!!』 地面の破片が四方八方へ飛び散る エンリ『これだから、バカは困るのよ。』 エンリは腰から剣を取り出し、飛んでくる 破片を全て叩き落とす エンリ『私がこの程度でやられると思ってるの?』 ウンブリア『この化け物が!!!』 エンリ『化け物ね...言われ慣れてなんとも 思わないわね。』 ウンブリア『クソが!(どうすれば俺はあいつに勝てるんだ!)』 エンリ『最初からあなたに勝ち目はないわ。』 ウンブリア『クソっ!なんで...こんな事に...』 エンリ『これで決めるわ。 神速一閃!』 エンリは目にも止まらぬ速さでウンブリアの目の前まで移動した ウンブリア『なっ!速すぎる!』 エンリ『あなたは犯してはいけない過ちを 犯してしまった。』 ウンブリア『何を言って...』 エンリ『あなたは私の可愛いネルちゃんの 家族や故郷を奪ったそれだけで死に値するわ!』 エンリ『神速一閃。百舌の速贄!』 エンリは剣でウンブリアを空高く飛ばした ウンブリア『な、なんだと!この俺があんな女勇者にここまで高くあげられるなんて!! だか、俺なら上手く着地して致命傷は避けられる!』 エンリ『そんな甘い技な訳が無いでしょ。』 ウンブリア『な、なんだ。身体に力が入らない。このままでは地面に直撃してしまう。』 しかし、ウンブリアの予想を遥かに上回る事が地面で待っていた ウンブリア『あれは、何だ。地面から何かが生えている?あれは...槍?槍なのか!!) エンリ『あなたには誰にも見つけられる事がないこの場所で永遠と過ごしてもらうわ。』 ウンブリア『い...いや...いやだあぁぁぁ!』 ウンブリアの叫ぶ声は虚しくそのまま槍へと落下した エンリ『ネルちゃん。あなたの望みは果たしたわよ。』 勇者エンリVS戦士ウンブリア 勝者 勇者エンリ                    次回      本当VS偽物!!!!!
/606ページ

最初のコメントを投稿しよう!