安息!!

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安息!!

ローウェンは真夜中にふと目が覚めた ローウェン『結構寝た気がするな。寝過ぎて喉が渇いたな。』 ローウェンはキッチンへと向かった テーブルにネルが座っているのが見えた ローウェン『ネルも起きちゃったのか。』 ネル『まあね。あんたも起きたんだね。』 ローウェン『紅茶飲むか?』 ネル『いただくわ。』 ローウェンはネルが何か言いたそうにしていることに気づいた ローウェン『どうした?ネル。 何かあるのか?』 ネル『あのさ...初めて会った時の事を覚えてるかしら。』 ローウェン『ああ。あれは衝撃的だったからな。』 顔が赤くなり、顔を伏せるネル ローウェン『会っていきなり殺すって言われたら嫌でも覚えてるよ。』 笑いながら言うローウェン ネル『その...あの時はごめんなさい!』 ローウェン『どうした?急に謝ったりして?』 ネル『いや...その...初対面でいきなりあんな事言っちゃったし。それに人違いだった訳だし...』 ローウェン『なんだ。そんな事か。 気にしなくても大丈夫だ。』 ネル『でも...』 ローウェン『それに、言われなれてだいぶ昔から気にしなくなっているからな。』 ネル『そう...あのさ...改めて今回の件、ありがとうね。』 ローウェン『気にするなって。エンリの目的とも一致してたんだし。』 ネル『それで、相談があるんだけど。』 ローウェン『どうした??』 ネル『今回の件でみんなにお礼がしたくて。』 ネル『みんなが喜びそうな事って何かあるかしら。』 ローウェン『そうだな...』 ローウェン『カゲツはああ見えてかなりの 読書家だから本とか渡すと喜ぶと思うぞ。』 ローウェン『エンリはネルの事が本当に大好きだから、1日中一緒に居てあげるのはどうだ?』 ネル『わかったわ!ありがとう!』 ネルは満面の笑みでローウェンにお礼を言ってその場を後にした ローウェン『俺のは聞いてくれないのか... でも、ネルのあんな笑顔は初めて見たな。』 ローウェン『良い夢が見れそうだから もう一回寝るか。』 ローウェンは再び眠りについた エンリの寝室 トントン 誰かがドアをノックする音が聞こえて来る エンリ『誰よ?こんな時間に。』 エンリがドアを開けるとそこにはネルが立っていた エンリ『ネルちゃん!?どうしたのこんな 時間に?』 ネル『ちょっと相談があって。』          次回         安息!!!
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