夢魅月

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弥生(やよい) 』     芽吹く大地に 『 鶯乱啼(おうらんてい) 』    春の(つか)()き 『 花見月(はなみづき) 』   (かすみ)の空 仰げば 『 早花咲月(さはなさづき) 』   一心に咲き誇る 『 花月(かげつ) 』      僕だけの、花 『 禊月(けいげつ) 』      この(けが)れを祓うよう 『 建辰月(けんしんげつ) 』    あの星まで届くよう 『 桜月(さくらづき) 』      儚き(あだ)となりても 『 花飛(かひ) 』       想い、舞えるのなら 『 花惜月(はなをしみづき) 』   この花を惜しみながら 『 晩春(くれのはる) 』     去る事など出来ぬから 『 春惜月(はるをしみづき) 』    惜別(せきべつ)など要らぬから 『 夢見月(ゆめみづき) 』     また、(めぐ)る日を夢見よう 50b80d41-755c-4a83-be5b-f3ab9d91ab52
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