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ノンケの高校生にそう見えてんの?
ヤバイぞこれは。お世辞(?)だとしても嬉しい。もし奏汰の言ってることが嘘じゃないなら、結城さんにもそう思ってもらえる可能性も無くはない・・・?
嬉しさは期待へと変わる。
一生クローゼットゲイの覚悟もしてたのに、普通に男と恋愛をしてる自分までもを想像してしまう。
「ま、じで? 俺、男から見ても、そういう対象に見える?」
なーんつって調子に乗った疑問をぶつけてしまうくらい舞い上がってる。
「見える。こうやって触れば、もっとそう見えるよ」
骨盤をなぞった奏汰の手が、服の上から尾骶骨を擽ってくる。
ビリビリと背中に電気が流れるような感覚で自然と体が小刻みに反応してしまう。
「かな、た。くすぐったい」
「擽ったい所は全部性感帯にできるんだって。僕が蓮くんのここ、性感帯にしてあげる」
「えっ、ちょ・・・っ」
布団の中で無理矢理 奏汰の方を向かされ、上になった方の俺の片脚は奏汰の両脚に拘束される。
片手で強く肩を抱かれ、密着した男の胸の硬さに目眩がしそうだ。
「ん・・・っ」
空いたもう片方の奏汰の手が背中に触れて、腰まで滑る感触に思わず声が漏れる。
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