蓮くんは僕が護る

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男を好きな蓮くんは僕の告白を拒否した。 当然だ。男なら誰だっていいわけじゃないんだ。 僕だって正直言って勢いだけだった。好きかどうかなんてよくわからない。 でも本当にショックだったんだ。蓮くんが僕じゃない誰かに開発されてしまうって考えただけで。 男を好きな蓮くんならワンチャン付き合えるかなって。そうしたら心置き無く彼の体に触れてあわよくばセックスも・・・ そう考えてる時点で、勢いだけじゃなく蓮くんを性的対象として見ている自分がいるのは確かだ。 そしてあんなもので水風船を作る犯人も、少なからず性的な目で蓮くんを見てるに違いない。 なんかムカムカする! インターホンも鳴らさず合鍵で塩田家に入り蓮くんの部屋へ。 「蓮くん!心配だから僕 泊まりに・・・あれ?」 いない。電気は点いてるのに。 主のいない部屋を出て階段を降り「蓮くーん」と声をかけてみる。 返事は無かったけど微かに聞こえる水音がバスルームの方からして、彼がお風呂に入っているのだとわかった。 お風呂・・・裸・・・蓮くんの裸。う~ん、見たい。 結局 今朝は中途半端な開発で終わってしまったせいか、不完全燃焼のモヤモヤが煩悩へと変わってしまう。
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